体いっぱいに感じて欲しい 手織りじゅうたん アートギャッベ

投稿日: 2017年5月6日

皆さま手織りじゅうたんの織り方をご存知でしょうか?


 

こちらはゴッホの絵画。

手織りというと、こういった機織りをイメージする方も多いかもしれません。

 

しかしギャッベのような手織りじゅうたんで使う織り機はこちら。

 


 

とてもシンプルで原始的な織り方です。

この織り機にぴんと張った経糸に、横糸を絡めては切って絡めては切ってと結んでいきます。

 


 

このように、片手にナイフを持ちながら、経糸に絡めて切っていくのです。

柄があってもなくても、一本横糸を絡めたら切っていきます。

それはとても気の遠くなるような手仕事です。


 


 

一本一本の緯糸は、縛らずに絡めている状態なので、それだけでは強く引っ張ると抜けてしまいます。

そこで、一列すべての経糸に絡め終わると、締め糸という横糸を入れて

上の写真の道具でたたいて押さえつけていきます。

 

それによって、糸が抜けずに丈夫な弾力となるのです。

 

そんな風にして手間をかけて織られたギャッベたち。

私たちはイランで年に3回選定をする際に、一枚一枚現地のスタッフさんたちにめくってもらいながら

丁寧に表情と織りの状態を確認させて頂いています。

 


 

それはこういった大きいギャッベだけでなく、小さいサイズも同じです。

 



必ず全体の表情と織りの状態、肌触りなどを確かめながら選んでいるので

一枚一枚を選ぶのにもじかんをかけます。

 

だからこそ、皆さまには、ギャッベ全体の表情をあますところなく見てもらい

しっかりと体感して頂きながら選んで頂きたい、と強く思っています。

 


 

こちらはアートギャッベ展の様子。

一枚一枚、半分ずつめくりながら見ていく。

これがアートギャッベ展の醍醐味、のような楽しみ方で、

次はどんなアートギャッベが見れるかな?とわくわくする感じがたまりません。

はじめから全部をみれないところが大切で、重ねてあるので

めくらないと見れない、このワクワク感がたまらないのです。

 

でも、やはりなんといってもアートギャッベ1枚をあますところなく体感していただいてこそ

その魅力を感じることができます。

 


 

気になったアートギャッベがあれば遠慮なく、全体の表情を確かめながら

ぜひこんな感じで寝ころんで体感してみてくださいね。

 

 

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