アートギャッベのお手入れ【夏のお手入れ】

日に日に暑さが増して来ていますね。
かといってエアコンを使うにはまだ早い気がするし
日中は少し動くと汗ばむような日も増えてきたし
着る服も難しいですね。

今回は、汗ばむ季節に「お勧めなお手入れ」についてご紹介します。


ギャッベは、自然素材ならではの調湿効果で、湿度調整をしてくれますが
夏は体の熱気を吸い取ってくれるとともに、汗もなども表面に付いてしまいます。
使っているうちに遊び毛と共に汚れを吐き出してくれますが
この汗の汚れが気になる方も多いと思います。

そんな方にご家庭で「簡単にできる」お手入れとしてお勧めするのが、
【水拭き】をすることです。

 


目次

  • ⓵ ギャッベはクリーニング出来るの?
  • ⓶ 水拭きをするタイミングは?
  • ⓷ 水拭きで落ちない汚れは?

⓵ ギャッベのはリーニング出来るの?

 

もちろん他のラグや絨毯と同じように、ギャッベもクリーニングすることは出来ます。
ペルシア絨毯やギャッベなどを専門に「洗浄」「染み抜き」「補修」などを行う職人さんが
日本にいるので安心してお任せできます。

 


(現地イランでの洗浄風景)

ですが、シミがついてしまったり、特にひどい汚れがなければ、
頻繁にクリーニングする必要はありません。

 

上質な天然の羊毛は「汚れにくく」「お手入れ(掃除)がしやすい」ので
クリーニングにだす手間が少なくて済むのです。

汚れにくい理由として、羊毛(ウール)は汚れにくい繊維です。
私たちの髪の毛と同じようにうろこ状のキューティクル(スケール)で
表面が覆われているので、水を染み込ませない性質があります。

 

つまり、何かを溢してしまっても染み込みにくいので、ティッシュやタオルなどで
直ぐにふき取れば跡に残りにくいですし、少し残っても水拭きをして頂くと
生活の中での汚れはほとんど落とせます。

 

汚れ以外でも衛生的にどうしても気になる方は、普段の掃除機掛けのほかに水拭きして頂くと
より一層心地よく過ごしていただけると思います。

 

⓶ 水拭きをするタイミングは?

 

タイミングとしては、半年から1年に1度、大掃除や梅雨明けに風通しを行うタイミングが多いようです。

 


 

小さなお子様や犬や猫などペットがいるご家庭の方でも、汚した際の部分的なお手入れだったり
3~4か月に一度、季節が変わるタイミング程度の方も多いようです。

 


 

水拭きの行い方や手順としては、難しいことは全くありません。

・絨毯の表と裏の両面、そして床面も掃除機をかけて下さい。

 

以前お客様で、3年ほど掃除機は掛けていたけどギャッベを捲ったことがなかった方が、
家具の買い替えの際に、ギャッベの裏を見ると粉っぽくなっていることがあり
びっくりしてご連絡をいただいた事がありました。

裏地の無い手織りじゅうたんには、目に見えないような細かなハウスダストを
毛足(折り目の間)を通して絨毯の裏面に押さえつけてくれる大切な効果があります。

せっかくギャッベをキレイにするので、アートギャッベの裏面や床もきれいに拭いてあげると
ギャッベと共に気分もサッパリと快適に過ごしていただけます。

 

・硬く絞ったタオルや布巾で毛の流れに沿って拭き取る。

 

毛足が寝ているアートギャッベは、汚れも中に入りにくく表面にとどまるので
純目に沿って水拭きをして下さい。

 

 

⓷ 水拭きで落ちない汚れは?

長く使っていただけるアートギャッベだからこそ、汚す時期や機会も多くあります。
全国のお客様やスタッフの中にも、ワインやコーヒーを溢したり、
ソースやケチャップ、焼き肉のタレを溢したりと生活の中での汚れは
水拭きでほとんど気にならないくらいに落としていますが


 

中には、書初めの際の墨汁やプリンターのインク、マニキュアを垂らしてしまったり
お子さんに油性ペンで落書きをされてしまったお客様もいらっしゃいます。

このような汚れに関しては、水拭きでは落とすことが出来ません。
直ぐに購入いただいたアートギャッベ取扱店にご連絡いただき、
絨毯のプロに染み抜き、洗浄してもらう事をお勧めします。


ただ、汚れの成分や状態によっては完ぺきに落とせない事もあります。
お客様の中には、小さいときのお子さんとの思い出として
染み抜きに出さなかった方もいらっしゃいますが、5~6年たった現在
遊び毛と共に汚れた毛を吐き出し、目立たなくなってきたそうです。

 

落ちにくい汚れの際に、ウール製品用の中性洗剤も希釈してお使いいただけますが、
その後に水拭きで洗剤成分を拭き取って頂くとウールも傷みにくく安心して頂けます。

最後に、水拭きをした水分を十分に乾かしてからご使用してください。

 
現地イランの天日干しの様子

長く使えるからこそお手入れが必要になりますが、自分の手でお手入れできるからこそ
より一層愛着が沸いて好きになっていくと思います。

個人的には、化学繊維などのラグや絨毯だと
年に数回家具を動かして、絨毯を捲ってクリーニングに持っていき、代金を払い
終わったら取りに行って、敷き直して家具を戻す。この作業が無くなるのも魅力です。