この世の中のものを必需品と嗜好品に分類するとしたら
アートギャッベは一般的に嗜好品に分類されるでしょうか。
「キッチンにアートギャッベは贅沢なんじゃないか」
「私にはまだ身分不相応なんじゃないか」 など
絶対に必要なものとは言い切れないからこそ、
それを手に入れることを迷うのは当然です。
でもお使い頂いているお客様の声は真逆です。
「よく使うこところだからこそ、こういう良いものを敷きたい」
「これを買って、また仕事頑張ろう!って自分にとっての張り合いになるわ」 など。
ある時、お使い頂いて1年と少しのお客様がお話ししてくださいました。
「先日、床を掃除しようと思ってアートギャッベを
たたんで部屋の隅に置いたんです。
そしたらなんか、すっごい違和感というか
心にぽっかり穴があいたみたいな感覚になって、
いつのまにか、家になくてはならないものになってたんですよね。」
私は「心にぽっかり穴が」という表現をお客様がされたことに驚きました。
それくらいに、普段は強く意識しなくとも、
いつのまにか大きな存在になっていたということに感動して。
そう考えると、その人にとっては嗜好品というよりも
なんだか必需品という言葉の方がしっくりくるような気がします。
それは買わなきゃいけない、という必要に迫られた必需品ではなく、
その人の暮らしにとってなくてはならないもの、という意味での必需品。
なくてもよいものから、なくてはならないものに変わる。
そんな不思議を実感させて頂いた瞬間でした。
アートギャッベは必需品? それとも嗜好品?
投稿日: 2016年6月19日