皆さま手織りじゅうたんの織り方をご存知でしょうか?
こちらはゴッホの絵画。
手織りというと、こういった機織りをイメージする方も多いかもしれません。
しかしギャッベのような手織りじゅうたんで使う織り機はこちら。
とてもシンプルで原始的な織り方です。
この織り機にぴんと張った経糸に、横糸を絡めては切って絡めては切ってと結んでいきます。
このように、片手にナイフを持ちながら、経糸に絡めて切っていくのです。
柄があってもなくても、一本横糸を絡めたら切っていきます。
一本一本の緯糸は、縛らずに絡めている状態なので、それだけでは強く引っ張ると抜けてしまいます。
そこで、一列すべての経糸に絡め終わると、締め糸という横糸を入れて
上の写真の道具でたたいて押さえつけていきます。
それによって、糸が抜けずに丈夫な弾力となるのです。
そんな風にして手間をかけて織られたギャッベたち。
私たちはイランで年に3回選定をする際に、一枚一枚現地のスタッフさんたちにめくってもらいながら
丁寧に表情と織りの状態を確認させて頂いています。
それはこういった大きいギャッベだけでなく、小さいサイズも同じです。
必ず全体の表情と織りの状態、肌触りなどを確かめながら選んでいるので
一枚一枚を選ぶのにもじかんをかけます。
だからこそ、皆さまには、ギャッベ全体の表情をあますところなく見てもらい
しっかりと体感して頂きながら選んで頂きたい、と強く思っています。
こちらはアートギャッベ展の様子。
一枚一枚、半分ずつめくりながら見ていく。
これがアートギャッベ展の醍醐味、のような楽しみ方で、
次はどんなアートギャッベが見れるかな?とわくわくする感じがたまりません。
はじめから全部をみれないところが大切で、重ねてあるので
めくらないと見れない、このワクワク感がたまらないのです。
でも、やはりなんといってもアートギャッベ1枚をあますところなく体感していただいてこそ
その魅力を感じることができます。
気になったアートギャッベがあれば遠慮なく、全体の表情を確かめながら
ぜひこんな感じで寝ころんで体感してみてくださいね。
体いっぱいに感じて欲しい 手織りじゅうたん アートギャッベ
投稿日: 2017年5月6日