個性あふれる、いろいろな生命の木

投稿日: 2020年5月28日

こんにちは
年に数回、定期的に腰をグキッとやってしまうのですが、昨日もやってしまいました。今も動き出しは腰の曲がったおじいちゃんみたいになっています。そんなときにすがりたいのは「生命の木」。健康や長寿を願う文様です。
生命の木といっても様々な文様があります。いつの日かいろいろな形をした生命の木を皆さんにご覧いただいと思っていましたが、腰を痛めたことが僕の背中を押しました。ということで、本日は健康や長寿を願う生命の木をご紹介したいと思います。

では、生命の木とはどのような文様なのか?代表的なのはこちらです。


 

そして、この生命の木の基になったのはこちら。


 

糸杉の木です。
アートギャッベを織っているペルシャ地方は乾燥地帯でなかなか背の高い木が育たない中、こんなに大きく育ちます。ちなみに糸杉に手を添えている女性は昨年ペルシャに行った、当社のスタッフです。この糸杉の木のように天高くすくすく育ってほしいということから「子供さんの成長」という意味もあるんですよ。

その糸杉の木が原型となって織り子さんなりにデザインされた「生命の木」のいろいろな文様がこちらです。


 

上記の一枚は権力の象徴であるライオンの体の中に生命の木が織られています。織り子さんの性格が皆さん違うように、同じ生命の木でも描くデザインは違います。それがこのアートギャッベの面白さで、どれもこれも同じ生命の木ではないのです。
ただ、僕が生命の木の中では一番と思っているのがこちらです。


 

どうですか?こちらは100年前に織られて実際ペルシャの遊牧民によって使われていたギャッベなんです。やはり、100年もの間に歴史が刻まれた風格があります。何度見ても惚れ惚れし、圧倒されます。
こちらは現在ボー・デコール新潟店に展示してありますが、全国各地のアートギャッベ展にも出張で展示されますので、是非そのときは手で優しく触れてみてください。使い込まれたしなやかさを感じていただけると思います。

「生命の木」で健康や長寿を願うといっても、願う内容も皆さんそれぞれに違いもあれば、織り子さんが描く文様も様々です。アートギャッベを見る楽しみとして、同じ願いを持つ文様を見比べるのも面白いかもしれませんね。
5月はアートギャッベ展の開催は少なかったですが、6月からはまた全国各地で開催されます。生命の木をじっくり見比べてる方がいらっしゃったらお声がけしますのでお話ししましょう!


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