遊牧民をルーツに持つカシュガイの女性たちによって織られたギャッベ
一目結んでは切ってを繰り返し結んでいくので、とても手間がかけられていますが
出来上がったばかりのギャッベは、デコボコだったり草が紛れている状態です。
目次
- ①刈り揃えや洗浄、ギャッベを焼く!
- ②職人さんの最終チェック
- ③全国のアートギャッベ展と取扱店
①刈り揃えや洗浄、ギャッベを焼く!
織子さん達によって織られたギャッベ達は、ゾランヴァリ工房に集められます。この他にもトラックに積まれた沢山のギャッベ。
ほとんどが外で織られたギャッベなので、この大きなドラムの中で草やホコリを落としていきます。
次の工程は・・・・・
バーナーでギャッベを焼いています!!!
こちらは、ギャッベの裏面を焼く作業。
手によって紡がれた羊毛は、糸そのものが細かな毛が沢山飛び出していて
織りあがったギャッベの裏も細かな毛でゴワゴワしています。
裏を焼く事で、細かな毛や一緒に織りこんでしまった草などをキレイにすることと
ウールの特徴でもある、熱を加えると縮むことで結び目が締まりより丈夫なじゅうたんになりますが、現地イランのバザールなどで売られているギャッベの半分以上はこの裏を焼く工程がなかったりします。
裏面をブラッシングして、煤をキレイにした後は表面の刈り揃えです。
https://youtu.be/-wMsf6xm5Hc
ひと目結んでは切り、一目結んでは切るように追っていくギャッベは、
織りあがったときはデコボコの状態です。
ギャッベの厚みは職人さんがそれぞれのギャッベに最適な長さに刈り揃えることで
より魅力的な絵画のような仕上がりになります。
刈り揃えられたギャッベ達は、洗いの工程に入ります。
トリートメントを行いながら、何度も扱きながら洗いをかけることで
アートギャッベ独特のなめらかな仕上がりになっていきます。
https://youtu.be/wfxS2IjRv1c
洗浄で使われている道具は、デッキブラシのようなモノではなく
鉄製の鍬のようなもので扱き洗いを行います。上質な羊毛は丈夫ですね。
洗浄したギャッベは、大きなドラム式?の脱水機で脱水をしたのちに
乾燥したイランの陽射しによって自然乾燥されます。
② 職人さんの最終チェック
洗浄などの工程できれいに仕上げられたギャッベたち最終工程は、縁やサイドの仕上げです。
飛び出た糸も丁寧に刈り揃えます。
ギャッベの作り手は、もちろん織子さんが大切ですが
その他にも多くの人たちによって様々な工程を経て私たちの元に届けられます。
イベントや取扱店でギャッベを見るときは、ぜひ細かな作りや手触りも楽しんでみて下さい。
③ 全国のアートギャッベ展と取扱店
全国で開催中のアートギャッベ展
全国のギャッベ展開催情報