こんにちは
先週は僕たちが行うアートギャッベの洗い方について紹介しましたが、本日は乾燥編です。
一番簡単な作業と思われがちですが、結構こだわっています。
よくある乾かし方が天日干し。こんな感じです。
洗濯物もこのように外で乾かすとカラッとして気持ちいいですよね。
けど、僕らはしません。せっかく洗ったのに砂埃が付くかもしれませんし、予期せず鳥のフンがベチャっと付くかもしれません。
最後の最後でこうなったらショックです。また、一からケアのし直しです。
それに羊の毛も紫外線に長時間充てられると傷みが出る場合があります。僕らの髪の毛も一緒ですよね。羊だけが特別なわけではありません。
そこで使うのが乾燥室。洗い終わって、水分を含んだ重たいじゅうたんを乾燥室がある2階へ移動です。この螺旋階段が耐力落ち気味年齢の僕には堪えます。(写真は僕ではありません!)
こちらが乾燥室です。2階へ運ばれたじゅうたんはここで寝かせられます。
ここではサーキュレーターで風を作り、エアコンで温度を調整し、除湿器で除湿をしていきます。
じゅうたんはパレットの上に置き、その下は空間になっています。この空間、とても重要です。これにより通気性が非常によく、乾燥時間も短く済みます。
実は乾燥時間が短く済むのも乾かすうえで大切な要素なんです。
毛が濡れている時間が長くなると毛先が緩むせいかフェルト化し、このまま乾くとゴワゴワしてしまいます。僕が以前研修でお聞きした時は、乾燥時間の目標は6-8時間とおっしゃってました。
このように一見簡単そうに感じる乾燥ですが、とても気を使い帰宅前はいつも温度、湿度、風量管理をチェックしています。素材にやさしい洗い方で、乾燥にも気を配っっているアートギャッベケア専門の「ラグケア」はご購入店舗様にご相談くださいね。
僕らがアートギャッベの織り子さんの想いを受け継ぎながら、ていねいにケアしていきます。
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アートギャッベのケア(クリーニング)乾燥編
投稿日: 2020年6月11日