ギャッベ絨毯の臭い 気になりませんか?【実験あり】

投稿日: 2020年5月18日

「ギャッベ絨毯の臭い」について考える


こんにちは!
なかなか外出が難しい今。おうち時間を思い思いに過ごされている方も多いのではないでしょうか?

さて、もう少しで梅雨の季節がやってきます。

この季節になるとギャッベ絨毯を愛用いただいているお客様からこのようなお問合せが増えてきます。

「ギャッベ絨毯を使っているのですが、臭いが気になります」
「梅雨の時期になったら、急にギャッベ絨毯から臭いがするようになりました」
「ギャッベ絨毯から、獣の臭いを感じます」


かなり季節性の高いご質問なのですが、それには理由があります。

ギャッベ絨毯の羊毛は調質作用に優れている

ギャッベ絨毯は羊毛(ウール)で作られています。ウールは湿度を調整する作用が高く、湿気を吸ったり、吐いたりしてくれます。特に私たちがご提案する「アートギャッベ」は質の高い羊毛のみを使っているので、その作用がより高くなると言われています。

アートギャッベで使われれる羊たち

標高2,000~3,000mで暮らす羊の毛は良質



【実験】ウールの調湿効果は本当か?

調湿効果と言っても目には見えないものなので、本当に湿気の調節をしているのか、以前、実験をしました。

【用意したもの】
・ガラスの水槽 
・ビーカー 
・温度湿度計
・お湯
・ウレタンのフローリング
・ウールのラグ

【実験方法と結果】
ウレタンコーティングをしたフローリングを2つガラスの水槽に置き、片方にはフローリングの上にウールのラグを置きます。両方の水槽の中のビーカーにお湯を入れ、水槽内を密閉した状態で実験スタートです!スタートしてから水槽に結露が発生し徐々に湿度が上がります。
ウールの調湿実験の様子

【左】ウレタンのフローリングのみ/【右】:ウレタンのフローリング+ウールのラグ



~1時間後~

ウールの調湿実験の様子

【左】ウレタンのフローリングのみ/【右】:ウレタンのフローリング+ウールのラグ



ウレタンのフローリングのみの方は、スタート時と変わらず水槽全体が結露して湿度は100%以上のままです。
ウールの調湿実験 湿気が多いウレタンのフローリングの水槽

【1時間後】ウレタンのフローリングのみの水槽は湿度100%以上のまま



ウールのラグを敷いてある方は湿度が66%まで下がり、水槽内の結露もなくなりました!
ウールの調湿実験 湿気が多いウレタンのフローリング+ハグみじゅうたんの水槽

【1時間後】ウレタンのフローリング+ウールのラグの水槽は湿度66%



1時間でこの差が出ます。ウールの調湿効果の高さは本当でした!

ちなみに、この実験では、このまま10時間放置しました。
結果は、ウレタンのフローリングは湿度100%のまま、ウールのラグの方は1時間後と変わらず66%を保っていました。これで、ウールの調湿は一時的なものではないことが分かります。


良質な羊毛とは

アートギャッベは標高2,000~3,000メートルくらいの遊牧地で生活する羊の毛を使います。朝晩の寒暖差が約30℃くらい。生活するには、極めて過酷な環境です。このような環境で育つ羊は、自分の身を守るために、より良い毛質になります。つまり、脂分がのり、調質作用もより高くなるのです。

調湿作用が高いので、湿気の多い季節は、たくさん湿気を吸い、そして吐き出す。この吐き出すときに「臭い」も一緒に吐き出してしまう。これが「臭い」の正体と考えられます。一生懸命調湿してくれるからこその「臭い」なのです。なんて健気なのでしょう…。

一生懸命調湿してくれる優秀なアートギャッベたち



そんなアートギャッベたちがたくさん紹介されているアートギャッベギャラリーがオープンしました。

アートギャッベギャラリー 全面リニューアルオープン!




ギャッベ絨毯に使われる羊毛の脂分

羊毛はラノリンという脂肪質が含まれています。実は、このラノリンはとても良質な脂肪質で、洗顔フォームや保湿クリーム、リップクリームなどに含まれています。ただ、未精製の状態のラノリンは独特の臭いがあり、色も染めにくいため、ほとんどのウールは漂白をして、ラノリンを取り除くのです。

しかし私たちが提案しているアートギャッベは、このラノリンが含まれている脂分を適度に残しています。この脂分でコーティングされているからこそ、汚れも付きずらく、滑らかな肌触りを味合うこともできるのです。ただ「ギャッベ絨毯」と呼ばれているものに中でも、その毛質は大きく異なります。実際に肌触りを確かめてみたり、取り扱いのお店の販売員さんから、詳しく説明を聞いた上で、選ばれることを強くお勧めいたします。


ギャッベ絨毯の臭い=本物の証

ここまでお話させていただきましたが、もう皆さんお気づきのことと思います。
ギャッベ絨毯から臭いがするということは、より「本物」に近い羊毛(ウール)使っているからなのです。湿気が多い季節になり、ギャッベ絨毯特有の臭いが漂ってきたら「うん、うん、本物の証だからね」と、その素晴らしさを噛みしめていただければと思います。


ギャッベ絨毯の「臭い」への対処法


原因がある程度分かれば、対処法は難しくありません。

1、換気

お部屋の臭いが充満することが気になるようであれば、まめに換気をして、臭いを外に出してしまいましょう。

2、日陰干し

たまにはギャッベ絨毯を、干してあげましょう。裏側を表面にして、日陰で干してあげることがポイントです。裏側から湿気が抜け、臭いも一緒に抜けていくはずです。

3、お部屋の中で半分ずつめくって湿気をとばす

とはいえ、リビングサイズのギャッベ絨毯ともなれば、20㎏以上の重さがある場合がほとんど。外に干すのはなかなか重労働です。そんなときは、お部屋で敷いたままの状態で、半分めくって湿気を逃がしてあげましょう。次の日は反対側をめくってあげるとより効果的です。

4、表面を拭く

バケツにぬるま湯をはり中性洗剤(おしゃれ着用洗剤)を少しだけ溶かし、そこですすぎ固く絞った布巾でギャッベ絨毯の表面を拭いてあげます。その後しっかり乾拭きし、乾燥させることがポイントです。

5、専門家に相談

それでも気になる場合は専門家に相談。弊社では、ウール絨毯専門のケア・クリーニングを行う「ラグケア」という部門を立ち上げています。メンテナンス・ケアについてもお気軽にご相談ください。

ギャッベは汚れない!わけがない(アートギャッベのケア)



湿気が多い季節が過ぎれば、ギャッベ絨毯の臭いもほぼ気にならなくなります。一般的なケアを行いながらも「本物の証」を味わいながら過ごすのも一つかもしれませんね。

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